社員インタビューInterview

障害者施設等一般病棟/中村 信子

2014年中途入職

中村 信子

障害者施設等一般病棟

入職の動機

看護師として、どこまで患者様のお役に立てるかは、その病院の理念や方針によって大きく変わります。以前の勤務先では不完全燃焼な部分が大きくて、「このままで良いのかな?」って葛藤していました。そんな時、なかむら内科病院(現在のアクラス中央病院の前身)で働いていた友人から聞いた話に刺激を受けました。尊敬する看護師さんのこと、患者さんに寄り添う理念を実践していることなど。そして、ちょうどその頃、病院を移転して認知症治療病棟が新設されるという話を聞いて、さらに興味を持ちました。

実は、以前から認知症看護についても興味があり、認知症ケア専門士の資格も取得したいと思っていました。面接を担当いただいた看護部長のお話を聞いて、看護に対する方向性や患者様のご家族に対する思いなど、看護感にとても共感できました。現場のスタッフの意欲を引き出すような印象も感じられましたし、看護に対するやりがいや責任感を改めて実感。「この病院で働いてみたい」と強く意識できたことで、入職を決意しました。
仕事の内容

仕事の内容

障害者一般病棟で看護師として勤務しています。この病棟では、さまざまな疾患の急性期を脱した後に、引き続き療養が必要な患者様が入院されています。リハビリのように、疾患の経過を時間をかけて看ています。疾患は一つではなく、合併症がある方が多くなります。

アクラスには回復期病棟もありますが、その違いはリハビリ専門かどうかにあります。例えば、身体的な障がいだけであれば回復期病棟、これに糖尿病などの疾患を持っていれば一般障害病棟になります。正確には本院が設定している疾患や基準によって、病棟が決められています。外来と病棟は担当が分かれているため、私は入院患者専門の仕事です。

仕事のやりがい

患者様とそのご家族が願うこと、やりたいことをできる限り叶えたいという意識を常に持ち続けています。例えば、「桜が見たい」という患者様のエピソード。介護タクシーを手配して、家族が付き添って、看護師も同行して桜を見に行きました。「お寿司を食べたい」という患者様には、お寿司を目の前で握って、食べてもらったこともありました。

せっかく長く生きてこられたのに、「もう楽しみがない」「生きるのはもういい」と口になさる患者様がいらっしゃいます。患者様が叶えたいことって、私たちが日常に感じている喜び、楽しみだったりします。その願いが叶った時の患者様の表情は、本当にすごくイキイキとしているんです。ふだんまったく笑わなかった人がものすごく笑っている。そんな光景を目にした時には、とてもやりがいを感じます。
今後の目標

今後の目標

アクラスに転職した理由のひとつである認知症看護に取り組んでいきたいと思っています。人間との関わりで反応が変わって見えるのが認知症看護のやりがいだと思います。最近でこそ、認知症の情報が増えてきてはいますが、それでも認知症のケアには手がかかるというネガティブなイメージがまだまだ大きいと思います。少しでもそのイメージの払拭に役立つことができれば。そんな思いを抱いています。

当院に入職後、認知症治療病棟に5年勤務。認知症ケア専門士の資格も取得しました。現在は、障害者病棟に移っていますが、この病棟にも合併症を持つ認知症の患者様は入ってこられるため、認知症治療病棟での経験はとても活かせていると思います。それでももっと認知症看護の経験を増やしていきたい。研修や勉強などで知識を増やしていくことが当面の目標です。

あなたへのメッセージ

アクラスに来たからこそ出会えた、出会って良かったと思える看護師さんが大勢います。看護観が同じ人がとても多いと感じています。一緒に働いていく中で励ましあったり支えあったりできる仲間の存在はとても大切なことです。大変な仕事だけれど、そういった存在がいつも身近にいるから頑張れるんだと思います。

なかなか笑わず話せない患者様でも、こちらからの働きかけで笑顔が見られるなど反応が出ることがあります。そういう部分にやりがいを感じ、現状に満足せず患者様のために一緒に頑張れる仲間がいる職場だと思います。尊敬できる、信頼できる方が各部署にいることも強み。こんな環境で働いてみたいという看護師に来てもらいたいですね。


※サイト内表記のうち、社員=職員、会社=法人と読み替えます。

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