社員インタビューInterview

回復期リハビリテーション病棟/松浦 央憲

2018年新卒入職

松浦 央憲

回復期リハビリテーション病棟

入職の動機

リハビリの専門学校を卒業して、新卒で入社しました。決め手は、回復期リハビリテーション病棟があったことで、ここで働きたいと強く思えたからです。また、アクラスには通所リハビリ、デイサービスもあり、退院後の経過も観ることができる、携われることもポイントのひとつでした。

アクラスは専門病棟が3つありますが、そのうちのひとつ認知症治療病棟にも関心があります。この病棟でもリハビリが関われるのですが、認知症という社会的にも重要なテーマにも携われる可能性があったことも魅力でした。このような環境がある病院は珍しくて、私が調べた限りでは、鹿児島市内では他になかったことも入職の決め手になりました。
仕事の内容

仕事の内容

当院のリハビリテーション部は、治療ガイドラインに沿ったエビデンスに基づいたリハビリテーションを行っています。また、チーム医療の一員として患者様に対し多職種協働でリハビリテーションを提供することを行動指針としています。

入職後の教育制度はとても充実しています。整備されたマニュアルがあり、最初の1年間は必ずプリセプター(指導係の人)がついて、部署内でリハビリの介入指導といったことから覚えていきます。私の場合、約半年である程度一人でやれるようになったと実感できました。
仕事のやりがい

仕事のやりがい

回復期リハビリテーション病棟では、患者様の回復の過程を間近で見ることができるため、自分が役に立っている実感を持てる点は一番のやりがいになっています。実際、患者様が退院する際、「あなたのおかげで体が良くなった、歩けるようになった」と言っていただけることも多いです。日常生活ができるようになったことや、他人の手に頼らなくてよくなったと、患者様自身だけでなく、ご家族の方からも大変感謝されます。

リハビリの期間は状態にもよりますが、骨折の場合では2ヶ月半程度、脳関係の場合は5〜6ヶ月に及びます。回復期リハビリテーション病棟では、1日3時間、理学療法士がついてリハビリができます。医療保険のルールで、この時間は決められているのですが、本来はできるだけ量は多い方が良い。私たちが関われる時間には制限があるので、看護師や介護職スタッフと連携して、トイレに行くなどの自主的な運動でもリハビリとして取り入れてもらっています。このような一体感もやりがいのひとつですね。
今後の目標

今後の目標

現在、仕事と並行して大学院に通い、患者さんの歩き方をテーマにした臨床研究に取り組んでいます。「どういう歩き方をすれば良いのか?」という歩き方の指導方法、運動麻痺がある方の歩き方を専門的に研究しています。理想としては、麻痺の程度によってもリハビリの内容、運動の方法を変える必要があると考えています。研究では、患者様の症状別でどういう歩き方をしているのかといったデータ収集を始めている状態です。このデータを活かして、科学的な根拠のあるリハビリを提供できるようになることが当面の目標です。

アクラスでは、大学と連携した新しいリハビリテーションの研究を以前から行っています。私の場合も、月1回来院されていた先生との出会いが研究に取り組むきっかけでした。他のスタッフも研究に取り組んでいて、過去には炭酸泉を活用したリハビリの研究などもあります。こういった科学的なアプローチで、少しでも回復が早くなったり、回復の幅が大きくなったりするように貢献していきたいと考えています。

あなたへのメッセージ

新卒で入職される方も安心して働ける環境だと思います。私も当初は、学生時代の実習との違いに戸惑っていました。患者さんから見れば、新人でもプロの一人です。プレッシャーはすごく感じました。アクラスの場合、理学療法士は若い人が多いので、必然的に先輩も近い年齢になります。その点、いろいろと聞きやすいですし、ベテランの指導係の方もいらっしゃるので、不安を感じてもしっかりフォローをしてくれます。業務の流れや仕事に対しての不安が多かった私ですが、こういう環境があったためとても助かりました。

まったく予想外だったのは書類業務の多さ。例えば、月に1回リハビリの計画書を作成します。学生時代にはイメージできなかった仕事ですが、実際に欠かせない仕事です。それでもアクラスではIT化が進んでいて、他の病院に比較すれば、負担は軽減されていると思います。IT化の推進面でも、先輩や指導係のフォロー体制があることはとても心強いです。新卒の方でもぜひ安心して、エントリーしてください。


※サイト内表記のうち、社員=職員、会社=法人と読み替えます。

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