社員インタビューInterview

回復期リハビリテーション病棟/渡邊 吏輝

2019年中途入職

渡邊 吏輝

回復期リハビリテーション病棟

入職の動機

前職では整骨院で勤務していました。整骨院には病院を退院してから来られる方も多いのですが、以前から症状が出た直後の様子からどう回復してきたのかという経過に関心を持っていました。また、整骨院は夜間まで営業しているため、帰宅が23時過ぎという生活環境も変えたいと思うようになっていました。そのようなタイミングで、アクラスが介護職として整体師を募集していることを知って転職を決意しました。

入職してみて、例えば脳卒中の患者さんへの手技ひとつ取っても違いを感じています。症状が出た直後は、腕は力が入らないだらんとぶらさがった状態です。そこから徐々に腕が上がってくるのですが、そういった患者さんの回復経過をすべて看ることができる点はとても勉強にもなっています。また、勤務時間も以前のように毎日遅くなるのではなく、夕方には帰れる日ができたのは大変ありがたいです。
仕事の内容

仕事の内容

現在は回復期リハビリテーション病棟で介護の仕事をしています。アクラスでは、全介助の方が多い障害者施設等一般病棟、認知症治療病棟、回復期リハビリテーション病棟などの回復が見込まれる状態になった患者様が入院されています。長い間寝たきりだったことによる筋肉や体の衰え、いわゆる廃用症候群の状態から、リハや看護師と連携して対処していきます。

退院に向けて、どういうところにゴールを持っていくか、どういうことをしてほしいかについて、患者様本人や家族の方と話し合いながらカンファレンスで共有します。もっとも多い目標は、トイレが一人でできるようになること。これは、日常生活において家族が働いている間に最も必要なことだからです。お風呂の場合だと、家族の帰宅後やデイサービスでも対応できるのですが、トイレの場合はどのタイミングでやってくるかわかりません。このように、ご自宅や施設に移っていくことを前提にした患者様の介護全般が仕事になります。

仕事のやりがい

患者様は70代から90代までのご高齢の方が多いのですが、そういった方々にとってリハビリというのはとてもきつい運動になります。「この歳になって、リハビリをやりたくない」という方も多くて、そこからどう向き合ってもらえるかが重要なポイントになります。介護職は長い期間、患者さんと関わっていきます。信頼関係を構築していく上であと一押しをしながら、「じゃ、リハビリに行こうかな」と頑張る気になってくれた時は、やりがいを感じる瞬間です。

リハビリを続けていくと、車椅子だった人が歩けるようになるなど、体がレベルアップしていく姿を見ることができます。もちろん、すべての患者様が歩けるようになるわけではないのですが、例えば車椅子から歩行器、杖まで段階を経て良くなっていく過程は感慨深いものがありますね。
今後の目標

今後の目標

柔道整復師の資格をもっと活かしたいと思っています。例えば、脳卒中などで片方の手が麻痺する人がいた場合、拘縮(固くなった)状態の手をほぐすのは保険制度の都合上、1日3時間しかできません。そんな時に、私たち介護職の立場なら、その時間外で拘縮を和らげることができます。

アクラスではこれを離床リハと呼びますが、こういった患者様にとってプラスになるような独自のケアを増やしていきたいと思っています。アクラスには柔道整復師が4名もいるのですが、これもあえて採用していると聞いています。私たちがいることで、短時間でもリハビリのサポートができるのです。実際にかなり喜ばれていますし、患者さんにとっては最高の環境だと思います。

あなたへのメッセージ

アクラスは若いスタッフが多く、スタッフ同士の仲も非常に良いと思います。各病棟では、介護職、リハ、看護師といった多職種が連携して患者様に向き合っていける体制も魅力だと思います。患者様に対しては、すべてのスタッフが全力でサポートする姿勢があり、強い信頼関係が生まれて、居心地よくリハビリができる環境だと思います。回復して退院する時には「帰りたくない」と泣き出す患者様もいらっしゃるほどです。

転職理由のひとつだったプライベートな時間も充実できるようになりました。日勤の場合は17:30で退社できますし、夜勤もシフトで予めわかっています。残業もほとんどありません。オンオフがハッキリするようになって、家族と過ごす時間がちゃんと取れるようになったのはこの職場のおかげだと思います。このような点に魅力を感じてもらえる方には、ぜひ入職していただきたいですね。


※サイト内表記のうち、社員=職員、会社=法人と読み替えます。

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